【名古屋税理士・公認会計士 勝野会計事務所】

筋肉はいったん傷つかないと再生しない-どん底からの回復

この本はトレーニングの本ではありません。ビジネスの原理原則だと感じました。「直観力・集中力が高まる」「精神がタフになる」など、筋トレがメンタル面に大きな変化をもたらすメカニズムを解説しています。

私が本書で伝えたいのは大きく言って二つ。一つは、自分自身のトレーニング体験とクライアントへの指導によって検証してきた「トレーニングの原理原則」であり、もう一つは、優秀なビジネスパーソンから学んだ「よいトレーニングを続けるための考え方」だ。

この、原理原則と考え方。もうすでにこのたった3行だけでひきつけられます。続けることがいかに大変なことであるか。これは万人に共通する想いだと感じます。その続けるための考え方まで学べます。

確かに、机の前に座ってずっと勉強しているより、ときどきストレッチや散歩など軽い運動をはさんだほうが効率がよくなることがあります。また私は、なにかに行き詰ったときによく散歩に出かけたりしています。歩きながらよいアイデアが浮かんだり、気持ちが落ち着いたりするから不思議です。

身体を動かすことで、精神のコンディションは明らかに好転する。

なぜこのようなことが起きるかというと、人間の気分は交感神経と副交感神経によって支配されているからだ。

興奮すると交感神経が優位になり脈が早くなる。逆に副交感神経が優位になると、気持ちがリラックスする。トレーニング後は交感神経が活性化して脈が早くなるから、興奮して意欲的になるわけだ。(中略)

交感神経が優位になっている時間が増えると、「何かに挑戦したい」「冒険したい」という欲望に、「自分には無理だ」などの言い訳でフタをしなくなる。

というように、肉体と精神のメカニズムにも言及してあり、なるほどと納得させられます。

また、彼が指導するクライアントにはビジネスで成功している人も多いらしく、そんな成功者を間近にみていて得た結論が、「仕事ができる人はトレーニングをやっても優秀である」というもの。そこから、トレーニングとビジネスの成功の共通点が浮かび上がる、ということです。

トレーニングの目的を明確にする

有効で現実的な目標を、期限と数値で設定する

目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む

行動を継続するための仕組みを作る

実行する

特に、優秀なビジネスマンは継続するための仕組みを作ることが上手だ、といいます。周囲に宣言する、アウトプットの場を設定する、パーソナルトレーナーをつける・・・など。

そして、トレーニングを継続するための秘訣・考え方も紹介されています。プログラムに柔軟性を持たせる、時には完全休養する、よりシンプルに、気持ちを切り替える儀式。これらもトレーニングだけでなく、ビジネスにも共通する部分ですよね。

そして最後にタフネス。筋トレとは結局、一度筋肉の細胞を壊して再生させるという過程です。傷つけないと強くならない、ということ。

それはビジネスでも同じ、成功者のほとんどは過去に一度ならず、どん底の経験をしているということ。そこからの回復過程で、より強い精神力の持ち主へと成長した人たちなのだ、ということ。

そう考えれば、たとえ落ち込んだりへこんだりしたとしてもそこから回復する、「精神力」を高めるためのステップだと捉えることができます。

 

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか|名古屋税理士・公認会計士 勝野会計事務所

この記事を書いた人

勝野弘志Twitter:@victoryfield
顧問先の契約継続率が100%、事業計画作成支援で関与先の約8割が黒字決算という名古屋の会計事務所所長。

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